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不動産を遺産分割で取得する際の注意点

2012年4月16日
佐々木 英 司法書士

Aさんは父親が住んでいた父親名義の不動産を相続することになりました。

近所の不動産屋さんにきくと、その土地建物は1000万円で売却できるということです。

この不動産がうまく売却できたとして、

Aさんの手元には1000万円が丸ごと入ってくるのでしょうか?

不動産を相続する際に気をつけなければならないのは

不動産を現金化する際の経費や税金です。

どのような経費、税金がかかってくるのでしょうか?

例をあげると次のようになります。

1 第三者に売却する際に生じる、不動産譲渡所得税、住民税

2 不動産登記名義変更にかかるお金

3 一時的に所得が増えたことによって起こる健康保険料などの負担の増加

4 仲介不動産業者に対する仲介手数料

などなどです。

場合によっては、建物を建て壊したり、土地の測量などをしなければならないかもしれません。そのためのも費用はかかってくることになります。

したがって、

不動産を売却した後、Aさんにかかってくる支払いがすべて完了した後は

Aさんの手元には1000万円をはるかに下回る現金しか残っていないことになるでしょう。

よって、

相続人数名の間で遺産分割協議を行う際には

不動産の名義を取得する相続人の方は

不動産を現金化することを考えられているのであれば、

その不動産の価値だけでなく、

それを実際に売却した後にかかってくる経費・税金のことも考慮に入れて遺産分割協議に臨む必要があります。

司法書士

佐々木 英Ei Sasaki

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