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パワハラ:「パワーハラスメント」とはなんだろう?

2018年9月9日
小坂 塁 弁護士

「パワハラ」最近テレビでも取りざたされていますね。

パワハラという言葉自体は、ずいぶんと日常的に使われるようになってきました。ただ、「それじゃあ、『パワハラ』ってなに?」「どこからが『パワハラ』なの?」と質問されると、定義や線引きについては答えられる人の方が少ないと思います。

そこで、ここでは、そもそも「パワハラ」とはなんぞや?というところからご説明をいたします。

 

厚生労働省の定義したところでは、職場のパワハラとは「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの①職場内での優位性を背景に、②業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」とされています。

ポイントは①職場内での優位性と②業務の適正な範囲です。

①は「上司から部下へ」や「ベテランから新入りへ」の嫌がらせというのが典型例ですが、同僚同士や、部下から上司への嫌がらせもあり得ます。「優位」は職場での地位・立場に限られず、経験・専門知識・人間関係など様々な分野のものが含まれます。

パソコンの操作について、若手の部下が年かさの上司に対して「こんなことも知らないんですか~?」と嫌味を言うのもパワハラに該当するわけです。

②は、業務上適正な範囲であれば、指導や叱責はパワハラにならない、ということです。職場における叱責・指導の仕方やそれ以外のコミュニケーションの場面において、何がパワハラになり、何がならないか、意識して区別する必要があります。

暴力はどんなに些細な物でも「業務上適切な指導」には該当しませんし、嫌味・暴言も同様です。これらは「パワハラに該当するかどうか」を考えるまでもない、ということです。

 

蛇足ですが、パワハラはpower(=力、転じて権力)とharassment(=嫌がらせ)を組み合わせた和製英語だそうです。「嫌がらせ」は、される方がイヤだと思えばこれに該当します。上記のパワハラの定義に該当しなくても、相手がイヤだと思う言動は慎みたいものです。

 

次回は、パワハラの典型的な類型と具体例についてご説明します。

 

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